なぜ医療従事者がダイエットや食事制限を勧めないか?
医療現場で働いている若いナースの声をシェアさせていただきます。
これは内部でのお話ですが、
私が米国発インテュイティブ・イーティングを
日本の医療に取り入れたいと思ったきっかけと同じです。
Ns 「太っていても私、健康!血液検査も正常!
痩せている人でも すごいやばい人いますね
(血液検査の結果が異常な数値であるということ)」
また、ナースは毎日採取した血液の検体を見ているので
そこからも違いがよ〜く分かります。
(血液のドロドロ具合のこと)
「痩せてるか?」「太っているか?」
という問題でないことが現場では分かっているはず。
基本的にドクターやナースは、
見た目だけで「痩せなさい」とは言わないと思いますが、
一般的には
“太っている=不健康”
“痩せてる=理想的(健康)”
のイメージが強いですね。
だから
「痩せたい」
「ダイエット(食事制限)しなきゃ」
になってしまうのですね…
“体重”が重要で、体重の増減で一喜一憂してる人が多い。
ネットや皆が良いというダイエットや食事制限を試し、外部の情報をとても気にして振り回されている。
それって心や身体にとって、良いことでしょうか?
私たちは平均寿命が世界一の国!
長〜く生きるなら、心と身体を大切に生きたい。
“健康寿命”を延ばしたい‼︎
*健康寿命とは
平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間
WHOが提唱しました。
やはり大切なのは、何よりも“生活習慣”
ということで
米国発インテュイティブ・イーティングを
日本の医療における食生活の指導に取り入れました。
最初にドクター・ナース、次に受付・医療事務スタッフにもアンケートを実施し、勉強会などを行なっています。
医療はチームで成り立つので、一緒に働く人の考えや行動(態度)がとても重要だからです。
お話が脱線するかもですが、
“医療接遇”について私がスタッフに指導したのも同じ考えです。
昨年から食生活のカウンセリングを受けてくださっている
第一号の患者さんは、とても良い評価をしてくださっています。
・足の浮腫がなくなり、靴のサイズが変わった
・ポテチ1袋、ケーキ一切れを一人でバクバクと口に入れるようなストレス食いを毎週していたが、パートナーと一緒にシェアしながらゆっくり食べるようになった
・美味しいものを「美味しい」「しあわせ」と思いながら食べるようになった
・空や植物や野菜などを見て季節を感じたり、感謝の気持ちが表れて、心に余裕ができてきた
またこちらから見た変化として、
・肌艶と髪の毛の艶が良くなり、印象が明るくなった
・仕事のストレスはあるが、ストレス食いがなくなり、食べ物や日常の生活を楽しんでいる
・メンタル的に前向きになり、仕事場の上司と話し合うことができたと報告してくれたり、一つずつご自分と向き合って解決されている姿が素晴らしい
その患者さんに先日こんな質問をしました。
「今度の検診で心配なことはありますか?」
すると以前は「体重を指摘されるのが怖い」だったのですが、
今回は「生活習慣病になっていないか心配です」
というお答えでした。
これって、ご自身のお体を心配されています。
見た目だったり、単なる体重の数値ではありません。
時間はかかりますが、少しずつ変化してきている様子を実感しています。
米国発インテュイティブ・イーティングを取り入れた食生活の指導に
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら
一緒に活動しませんか?
アメリカでは医療従事者や栄養士・整体師など、何らかの資格を持った方のみ資格を取れるということになっていますが、日本ではまだそのようなことはありません。
健康や美容、食に関することを学びたい方や、お仕事にしたい方にお伝えしていけたらと思っています。
*写真はFreepik
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