心と身体と食を繋ぐ
有名人が自ら命を絶つニュースが続いて悲しいです…
“心の病”は見た目では分からない、たいへん深いです。
心と身体は食とも関連しているというお話をさせていただきます。
今年から医師・栄養士による食事指導の概念を覆す食事療法を日本で初めて医療に導入しました!
正に“心と身体と食”を繋ぐ食事法であり健康法になります。
実際にどんな人にどんなことをするのか?
当内科クリニックでのカウンセリング例をご紹介していきたいと思います。
〜50代前半女性〜
(アレルギー疾患のため毎年当院を受診しています)
待合室の掲示板を見て「信頼している先生のところで食事について相談したい」とカウンセリングを希望されました。
この方は、体重が80kg代後半ですが、アレルギー治療以外の内科的な疾患はありませんでした。
でも会社の人から明らかな偏見や差別を受け、たいへん悩んでいました。
そのタイミングで今回の食生活の窓口を知り、嬉しくて涙が出そうだったともおっしゃっています。
体型が仕事に影響する職場ではないと思われる職業なのに、上司は会社で提携しているフィットネスクラブに行って運動と食事の指導を受けるようしつこく言ってきていました。
でも本人はプライベートなことが会社に知れる気がして嫌だったので拒否していたら
「行かないなら始末書を書くように」と言われたそうです。
そのストレスで、お休みの日に過食して吐いてしまうというのが悩みでした。
この患者さんには
感じたまま食べることが医療的な食事療法になる米国発のインテュイティブ・イーティングという食事法を導入したカウンセリングをしています。
内服薬の処方の都合で3週間おきに受診されるので、ほぼ1ヶ月に一度、時間をかけてお話を伺っています。
都合上、オンラインでも一度行っております。
最終目標は
・ストレス管理→外部のストレスと上手くつきあえるようになる
・身体の声を聴けるようになる→自分を大切に〜人を大切にできる
・心と身体が上手にコミュニケーションを取れるようになる
・食べものを「良いもの」「悪いもの」で判断しない→ヘルスリテラシーの向上により自分の身体に合うものを選べるようになる
・生活習慣病予防→カロリー計算や体重測定はせず、数字に頼らない食事療法が身につく
感じたまま食べることができるようになると
心も身体も喜び
自分に合った体型にもなるのです。
この食事法は、アメリカの登録栄養士や医師などが専門的に研究されたエビデンスもあり
科学的根拠のしっかりとした食事法・健康法です。
アメリカでは病院で過食症・拒食症・摂食障害の方に、食事指導として導入しています。
糖尿病の方についても研究され結果が報告されています。
それを米国登録栄養士と当クリニックの現役の医師・看護師が監修し、
まずは当クリニックの患者さんに導入いたしました。
スタッフへの指導も行っております。
全く同じ人が居ないように、一人一人食生活も違っていいのです。
「ダイエットカルチャー」や「ダイエットビジネス」に振り回されない、
その人に合った食生活を見つけていきます。
外部からの情報と身体の内側の情報をうまく繋げるよう寄り添っていきます。
家族(夫・子ども・両親)やお仕事等のストレスと向き合い、
大切な時間を自ら選んでいることに気づいていただきます。
身体は食べたものと環境でできているので
食べ物を通して生活全般を見直し
“QOL生活の質の向上”を目指すのです。
自殺率が高い日本を「食生活」から変えていきたい想いでおります。
最後までお読みいただき、ありがとうございますm(__)m
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